その2

表紙2
いつまでも表紙を眺めていてはどうにもならないので、勇気を持ってページをめくって・・・。おっといけない、その前に、ちょっと寄り道。カバーを外してみようではないか、諸君。
そして、目に飛び込んでくるカバー裏の意味不明な絵に驚愕。画伯・吉澤ひとみの思考は常にわれわれ凡人の抱くイメージを遥かに凌駕している。いや、ぶっとんでいる。
とにかく、今の私ではこの絵を理解しかねる、という即断により、目を本体の表紙に移す事とした。画伯が草むらの中に四つんばいになって、なにやら笑っている。落としたコンタクトを探しているのだろうか。
「こんな草むらじゃ見つかんねーよ。」
開き直って笑い出す吉澤氏。そりゃ見つからないだろう。
そして、コンタクトを諦め、おもむろに立ち上がり天に向かって叫ぶ吉澤氏を若木氏が撮り逃すはずがなかった。
それが扉の1カットである。
「(コンタクト)高かったのに、バカヤロー!」
そのような声が僕クラスになると写真から聞こえてくるのだ。
本体の表紙と衣装が違っているのは考えないものとする。